圭のおしゃべり

けい’s diary

NAFTAの再交渉は通商交渉の出方をうかがう試金石でもある。

これまでも域内3カ国全体の調達比率を定めた規則はあった。
自動車ではNAFTA域内でつくられた部材を62.5%以上使っていれば関税がかからない。
この比率を85%に引き上げ、中国など域外部材を一段と締め出す案も浮上している。
鉄鋼など原材料の原産地を厳密に確かめる仕組みも議題に上るとみられる。
トランプ政権はNAFTAの域内貿易で米国製部材があまり使われておらず、貿易赤字が広がったと問題視している。
米商務省によると、メキシコが輸出した製品全体で米部材が占める比率は2011 年で16%と、1995年の26%から下がった。
ただトランプ氏の米国第一を色濃く反映した規則の導入にはカナダ、メキシコの反発が避けられない。
11日にはカナダのトルドー首相が訪米し、ホワイトハウスでトランプ氏と会談する。
米政府はカナダのボンバルディア機に重い関税をかける仮決定も下しており、妥協点を見いだすのは難しそうだ。
米提案が実現すれば、メキシコで部材を生産し、組み立てたうえで米国市場に輸出するといった日本メーカーのサプライチェーン戦略にも大きな影響を及ぼす。
米国の自動車産業や政権内、議会からも原産地規則の見直しには反対する声が根強い。
USTRが提案を再検討する可能性もある。
域内3カ国は年内の妥結をめざすが、先行きは不透明だ。
トラ ンプ政権は協定からの脱退もちらつかせながらカナダ、メキシコに圧力をかけてきた。
厳しめの要求を投げて相手の譲歩を引き出すのがトランプ氏の常とう手段で、厳しい交渉が予想される。
NAFTAの再交渉は米国の通商交渉の出方をうかがう試金石でもある。
4日にはトランプ氏が協定破棄をちらつかせ、米韓FTAの再交渉で韓国側と合意した。
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